父が亡くなってから明後日でちょうど3年
当時、本当は鈴鹿サーキットをバイクで走行する予定だったが
父の体調が芳しくなかったのでキャンセルし、病院にいた。
父が寝ていたので、病院の食堂で昼食をとって病室に戻ると
母から、「お父さんの足がこれ・・・」と言われ見てみるとうっ血していた
その直後、呼吸が少なくなってきて、自分の中で「あ、もう駄目だ」と思った
すぐに先生を呼び診てもらったら「多分も駄目だと思います」と
今でも鮮明に映像で残っている。
そして息を引き取るとすぐに会社に電話して、父から代わったばかりの社長を呼んだ。
父とは30年以上の付き合いで、自分も小さい頃から知っており信頼していたので一番最初に呼んだ。
彼は父の前で泣き崩れた。その後、同じく30年以上の付き合いの当時の営業部長も・・・
あれから3年
その二人とも、父が亡くなってから一度もお参りに来ていない。
花すら来ない。
そして、その他、数十年間父のもとで仕事をしていた各支店の支店長や部次長から
子会社の社長も来ていないし何の連絡もない。
来ていない。というより、来れない。が本音だろう。
来れないということは、それなりに理由がある。顔出しできないことをしたからということになる。
週末の父の命日には、”来れる”人がたくさん来る。
そして、自分にも「絶対に負けるなよ」と言ってくれる。
最近、当時自分と一緒に、いつの間にか悪者にされて解雇された当時の総務部長に対して
実は悪くなかったんじゃないか。という意見が多く出始めたという話を聞いた。
ようやく気付いてきてくれたかと嬉しく思った。
そう、彼は何ひとつ悪いことはしていません。
全て確実に社長に確認して行動しておりました。
なのに、全て勝手にやったと責任を押し付けられて解雇された。
その総務部長がいたからこそ、現在実質的に現在何一つ損害は被っていないはず。
そして、自分も彼のおかげで逆に非常に戦いずらい状況にある。
それは、彼が会社にとって一番の対策を取っていたから。
自分はもう今の仕事にやりがいを感じており、その会社に未練は無いが
総務部長も、完全に冤罪なので潔白を証明して戻してあげたい。
あの会社の人たちは、本当に善悪の区別がつかないのだろうかと疑問に思う。
自分はさておき、誰か彼を戻してあげるように動いてくれないだろうか・・・
権力は団結力には勝てないはず。未来のために行動するんだ!
と言っても、糠に釘なんだけどね。
安定した暮らしも大切だけど、人生一度きり!
どんな夢をもって、誰の船に乗るのかが大切だと思う。
今自分の船には15人の船員が乗ってくれている。
来年もまた船員が増える。
そして100人、200人、将来的には1000人以上の船員を乗せる船にする。
権力や自己防衛のために人を裏切り排除するのではなく、自分や会社に関わる人たちのために
利益を与える活動をしていくことが、本当の社会奉仕活動だと思う。
父は、社員を本当に大切にしていた人だと、2014年に父の会社に戻った時に知った。
社員の娘さんに服を買ってあげたり
社員の娘さんのリュウマチの薬や病院を探してあげたり
社員の息子のことで一緒に泣いたり
社員がアトピーだったら色々薬や良い食べ物を探してみたり
社員が旅先で足を痛めたら車いすを用意して押してあげたり
社員の息子が公務員試験に何度も落ちていると聞くと、その息子を入社させてあげたり
社員の息子が海外にいると聞いたら旅費を出してあげたり
数えきれないくらいのエピソードを聞いた。
自分も、そんな親父のようになりたいと思っているし、
そんな社長が長年やってきた社風だったことを今の社員の方々には忘れないで欲しい。
父が亡くなり、3年。
自分が解任されて2年。
11月19日命日、前々日にして思うことを長々と書いてみた。